出題傾向分析 技術士第二次試験〔金属部門〕表面技術

対象: 令和元年度〜令和8年度(8年分・全80問) / 分類は出題内容に基づく手作業分類

選択科目Ⅱ-1

分野別 出題マトリクス

分類出題年数R1R2R3R4R5R6R7R8空白
湿式めっき・電解 6/8●●0年
乾式成膜・真空プロセス 5/82年
耐食材料・ステンレス鋼 5/81年
腐食・防食 4/80年
分析・評価技術 3/85年
溶射 2/83年
陽極酸化・化成処理 2/81年
表面硬化・拡散処理 2/80年
総合・複数手法比較 1/81年
機械的表面処理 1/80年
必出領域:「腐食・防食」または「耐食材料・ステンレス鋼」は R1〜R8 の 8年すべてで最低1問出題されている(R7は2問)。Ⅱ-1で最も確実に張れる領域。

最大の空白:「分析・評価技術」は R1・R2・R3 と3年連続で出題された後、R4以降5年連続でゼロ。受験者の対策が薄くなりがちな領域でもあり、再登場した場合の影響が大きい。

直近の変化:R6以降「表面硬化・拡散処理」「機械的表面処理」が登場。成膜・めっき中心だった出題が、熱的・機械的表面処理へ広がっている。一方で「乾式成膜」は R7・R8 と2年連続ゼロ。

選択科目Ⅲ

分野別 出題マトリクス

分類出題年数R1R2R3R4R5R6R7R8空白
エネルギー・GX 5/8●●●●0年
資源・経済安全保障 3/80年
環境規制・法規対応 2/84年
インフラ・維持管理 2/82年
デジタル・データ活用 1/85年
社会ニーズ・新機能 1/85年
主軸はエネルギー・GX:5/8年で出題され、R7は2問とも、R8も1問がこれ。水素・アンモニア・水電解・蓄電池と題材を変えながら毎年のように登場する。

空白領域:「インフラ・維持管理」は R4・R6 と隔年で出題されていたが R8 では出ず2年空白。「デジタル」「社会ニーズ」は R3 以降5年空白。

必須科目Ⅰ

分野別 出題マトリクス

分類出題年数R1R2R3R4R5R6R7R8空白
デジタル・データ活用 4/8●●1年
環境・持続可能性 2/85年
エネルギー・GX 2/82年
資源・経済安全保障 2/8●●0年
生産技術・技術基盤 1/87年
品質・倫理 1/87年
研究開発・産学連携 1/86年
社会変化・多様性 1/83年
2系統の交代制:R3以降は「デジタル・データ活用」系と「資源・エネルギー・環境」系が主軸。ただしR7は2問ともデジタル系(スマートマニュファクチャリング/マテリアルズ・インフォマティクス)、R8は2問とも資源系(経済安全保障/クローズドループリサイクル)と、近年は片方に寄る傾向がある。

必須Ⅰは表面技術に閉じず金属部門全体を見る視点が要求される点に注意。

選択科目Ⅱ-2

分野別 出題マトリクス

分類出題年数R1R2R3R4R5R6R7R8空白
新規適用・開発 5/8●●1年
不具合・原因調査 5/8●●0年
補修・維持管理 3/82年
材料選定・仕様決定 1/84年
不具合・原因調査型が優勢:R5以降4年連続で出題され、R8は2問ともこのタイプ(保温材下腐食のピンホール/S45Cギアの高周波焼入れ後損傷)。

状況設定が年々具体化している。材料記号・部位・現象まで特定されるため、実務的な原因推定と調査手順を書けるかが分かれ目になる。

「材料選定・仕様決定」型は R4 のみで4年空白。

登録済み過去問一覧

年度区分テーマタグ
R1I1生産技術・プロセス高度化と新材料必須技術基盤競争力
R1I2品質データ改ざんとコスト・品質の両立必須品質倫理
R1II-11真空技術を利用した成膜法乾式成膜
R1II-12多層膜の特性計測技術分析評価
R1II-13陽極酸化法によるTi及びAlの表面処理陽極酸化
R1II-14フェライト系ステンレス鋼の耐食性耐食材料ステンレス鋼
R1II-21DLCの金属製冶具へのコーティング施工新規適用
R1II-22モジュール基板配線微細化のための湿式めっき開発新規開発
R1III1RoHS指令への対応環境規制
R1III2省エネルギー化を進める表面技術エネルギーGX
R2I1SDGsとバリューチェーン必須環境社会
R2I2産官学連携と基礎研究の産業展開必須研究開発
R2II-11PVD(物理蒸着皮膜法)乾式成膜
R2II-12電解めっきを利用した表面処理湿式めっき
R2II-13流電陽極方式の電気防食防食
R2II-14金属材料の腐食促進試験法分析評価
R2II-21発電プラントボイラへの溶射施工新規適用
R2II-22塗装鋼道路橋の腐食劣化補修補修
R2III1レアメタルの安定供給資源経済安保
R2III2自動車軽量化と軽金属材料の表面技術軽量化GX
R3I1カーボンニュートラルとLCA必須GX環境
R3I2データ駆動型システムの構築必須DX
R3II-11耐熱皮膜を形成させる溶射法溶射
R3II-12金属材料の表面分析法分析評価
R3II-13無電解めっき法湿式めっき
R3II-14大気中の腐食環境の分類腐食
R3II-21プリント基板銅めっき表面の欠陥対策不具合対策
R3II-22給湯用ステンレス鋼配管の腐食漏水補修補修不具合対策
R3III1AI・IoTを利活用した表面処理プロセスDX
R3III2抗菌性金属皮膜の形成技術社会ニーズ
R4I1DX(デジタルトランスフォーメーション)推進必須DX
R4I2水素利用社会の実現必須GX水素
R4II-11真空を利用した表面改質技術乾式成膜
R4II-12金属表面への亜鉛被覆法3種の比較湿式めっき比較
R4II-13ステンレス鋼の電解研磨電解湿式
R4II-14ステンレス鋼3系統の耐食性耐食材料ステンレス鋼
R4II-21エンジンシリンダ内壁への低摩擦溶射コーティング新規適用
R4II-22太陽光パネル架台の材料選定から設置材料選定新規適用
R4III1湿式めっきプロセスの環境負荷低減環境湿式めっき
R4III2塗装橋の補修・補強インフラ補修
R5I1資源の有効活用と資源制約の軽減必須資源経済安保
R5I2ニーズの多様性と製造プロセス・製品の変革必須社会変化
R5II-11代表的な溶射法(新手法含む)溶射
R5II-12真空技術を利用した気相からの成膜法乾式成膜
R5II-13電解めっき法湿式めっき
R5II-14耐候性鋼の特徴(炭素鋼との比較)耐食材料
R5II-21化成処理・塗装による耐摩耗性付与新規適用
R5II-22電子機器筐体内部品の腐食不具合対策不具合対策
R5III1アンモニアの水素キャリア利用GX水素
R5III2高強度鋼板の自動車適用軽量化GX
R6I1金属産業のGX(グリーントランスフォーメーション)必須GX
R6I2デジタルツインの金属材料分野への適用必須DX
R6II-11金属表面の窒化が関わる現象・プロセス表面硬化
R6II-12高エネルギー援用ドライコーティング乾式成膜
R6II-13置換めっき法湿式めっき
R6II-14ステンレス鋼の腐食形態腐食ステンレス鋼
R6II-21無電解Niめっき浴のNi粉析出対策工程トラブル不具合対策
R6II-22トンネル内ケーブルラックの腐食損傷補修補修インフラ
R6III1経済安全保障とサプライチェーン強靭化経済安保資源
R6III2橋梁の予防保全型維持管理インフラ維持管理
R7I1スマートマニュファクチャリングの構築必須DX
R7I2マテリアルズ・インフォマティクスの活用必須DXMI
R7II-11陽極酸化法陽極酸化
R7II-12二相系ステンレス鋼の耐食性耐食材料ステンレス鋼
R7II-13異種金属接触腐食腐食防食
R7II-14鉄鋼材料の表面処理手法2例総合
R7II-21浄水場ステンレス鋼配管外面さびの原因調査原因調査不具合対策
R7II-22成形加工用金型の表面処理による長寿命化長寿命化新規適用
R7III1再エネによる水の電気分解と水素製造GX水素
R7III2廃棄物・バイオマス発電プラントの腐食問題エネルギー腐食
R8I1経済安全保障政策とサプライチェーン強化必須経済安保
R8I2クローズドループリサイクルの実現必須資源循環
R8II-11ショットピーニング機械的表面処理
R8II-12工業用電解の実用例電解
R8II-13電位-pH図(プールベ図)腐食理論
R8II-14拡散浸透処理表面硬化拡散処理
R8II-21保温材下の炭素鋼配管ピンホール腐食の原因特定原因調査不具合対策
R8II-22S45C製ギアの高周波焼入れ後の損傷対策不具合対策表面硬化
R8III1表面技術を活用したリマニュファクチャリング資源循環環境
R8III2金属負極を用いた蓄電池の表面・界面課題蓄電池エネルギー